波佐見町 楠本農園
楠本和義(くすもとかずよし)さん

原木椎茸栽培を通し、森を守り育て、その恵みを暮らしに活かすための知恵と知識を引き継ぐ達人として林野庁より「日本の森の名手・名人100人」に認定
東彼林業研究会会員
78歳
趣味:魚釣り

 

 

お仕事や活動について

山から伐ってきた雑木(主にクヌギなど)に椎茸の種菌を植菌し、通常は難しいとされる通年栽培の栽培方法を確立。
また、収穫まで通常2年かかる原木椎茸の栽培期間を1年に短縮するなど、独自の工夫と豊富な経験により、その地に合った栽培方法を確立。
肉厚で濃厚な味わいの椎茸は、全国にたくさんのファンがおり、波佐見町のふるさと納税や県外の料亭などでも人気を博している。

ひとこと

森や山は人が生きていくうえで大切な役割を担っています。山に降り注いだ雨が土中の木々の根っこの間を通り、長い年月をかけ海へ流れ出るサイクルは昔から変わりません。そのサイクルを守るため、また中山間地域の産業を守るため、山の恵みである原木椎茸を育てています。椎茸はどのようにして育つのか、栽培を通し山や森にどのようなサイクルが生まれるのか、ぜひ実際に見て、触れて感じて欲しいと思います。

諫早市 タカシマホールディングス株式会社
代表取締役社長 髙島正太郎(たかしましょうたろう)さん

自社プレカット加工時に出た端材を活用し、グッズ販売やDIY教室を開催
その収益を基に植林や木育活動を行う。
その活動を称し、【再生可能な木材と森を創るプロジェクト】
JAPAN WOOD DESIGN AWARDS 2021ソーシャルデザイン部門コミュニティ分野において【ウッドデザイン賞】受賞
九州山口ベンチャーマーケット長崎県代表
43歳
趣味:魚釣り

 

 

お仕事や活動について

年間3000坪、約800棟の住宅や建物等の構造材を加工するプレカット工場を有するタカシマホールディングス株式会社。グループ企業4社を運営する創業74年の老舗材木屋であり、社会貢献活動やSDGs活動を積極的に行っている。
東京オリンピックパラリンピック選手村へ県産材を提供、その使用材をリメイクしたベンチも作成し、地域のスポーツ施設や長崎駅新幹線乗り場へ提供。

ひとこと

木材という自然素材の良さと素晴らしさを知ってもらいたいです。長い年月をかけ成長した木々が、私たちの暮らしの色々な場面に使われていること、生活を支えていることを身近に感じてもらえたらと思います。